2016.12.04
【IR推進法案】カジノ法案が衆院内閣委で可決される。(※動画あり)
12月2日、カジノ法案(IR推進法案)が衆院内閣委員会で採決され、自民党、維新の会などの賛成多数により可決されました。
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カジノ合法化で何が起こる?
12月2日(金)、カジノ法案(IR推進法案)が衆院内閣委員会で可決されました。
審議は約3時間20分にわたって行われ、出席するかどうか注目された民進党は質疑に参加。
民進党、緒方議員は、カジノ法案に対する刑法185条の違法性阻却事由に関する激しい質疑を繰り返し、審議が荒れるような場面も見受けられました。
その中で、議論がパチンコにまで及び、先日、緒方議員自身が政府に提出したパチンコの換金等に関係した質問主意書の内容まで出てきた模様。
共産党、清水議員も拙速な採決を牽制し、慎重審議を求め、特にギャンブル依存症問題、ギャンブル由来の犯罪の問題等の質疑を行っていました。
マネーロンダリング対策、治安の悪化、カジノ施設に関する収益性への疑問、など質疑応答が行われましたが、やはり中心的議論はギャンブル依存症問題に関するものでした。
改めて、このカジノ法案のネックになっているのはギャンブル依存症問題なのだということを認識。
審議の終盤には、野党が委員長に採決の反対を詰め寄る中、カジノ法案が強行採決されました。
その後、混乱の中、動議が提出され、公明党から15項目にわたる付帯決議が出され、これを可決。
そして、内閣委員会は散会となりました。
野党の側から僅か6時間余りでの採決は、拙速すぎるという批判が相次いでいましたが、これから、6日の衆院本会議採決、参議院内閣委員会での審議を迎えるにあたり、野党側からの反発は相当強まるだろうと予想されます。
当サイトでは、引き続き、大詰めに差し掛かっている、カジノ法案の動向をリポートしていこうと思っています。
12月2日(金)に行われた、カジノ法案(IR推進法案)審議採決のフル動画は以下になります。
12月4日、NHKの日曜討論という番組で、玉木雄一郎(民進党・幹事長代理)、馬場伸幸(日本維新の会・幹事長)、西村康稔(自民党・副幹事長)、玉城デニー(自由党・幹事長)、小池晃(共産党・書記局長)、又市征治(社会民主党・幹事長)、斉藤鉄夫(公明党・幹事長代行)、中野正志(日本のこころを大切にする党・幹事長)、以上8名の議員が出演して、カジノ法案(IR推進法案)についての公開討論を行いました。
その時の動画は以下になります。
衆院内閣委での強行採決や、審議時間の短さに対する批判、ギャンブル依存症問題などについての討論が行われています。