2016.08.02
【IR推進法案】ついにカジノ合法化への動きが本格化するのか?カジノ関連株にも注目。
過去何度も話題に上がっては消えてきたカジノの合法化。
今回、再びカジノ合法化に注目が集まって来ています。
それに呼応するかのように、カジノ関連銘柄の動きの方も活発化して来ています。
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カジノ合法化で何が起こる?
カジノを語る時によく出てくる「IR」という用語。これは「Integrated Resorts」、つまり統合型リゾートの略称となっています。
IRはカジノのみならず、ホテル、劇場、パーク、ミュージアム、商業施設(ショッピングモール)、MICE施設などを一つの区域に含んでいます。
ちなみにMICEとは、Meeting(会議)、Incentive Travel(招待旅行)、Convention(国際会議)、Exhibition/Event(展示会)の4つの頭文字を合わせた言葉です。
日本政府は「観光立国の実現」を掲げており、今後の外国人旅行消費額を、2015年の3.5兆円から2020年に8兆円、2030年に15兆円へと拡大させることを目標としています。
IRは、この中長期的なインバウンド消費の切り札として考えられています。
そして、先日の参議院選挙の自民党の大勝により、衆参両院で自民党は単独過半数を確保するに至りました。これにより、理論的には自民党は、IR推進法案を単独で成立させることが出来ることになりました。
さらに直近の東京都知事選挙に於いて、カジノ推進に前向きであり、超党派のカジノ賛成派で構成する「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、カジノ議連)のメンバーでもある小池百合子氏が当選しています。
このような背景もあり、今後カジノ合法化への機運が、かつて無いほどに高まって行く可能性があります。
秋の臨時国会は、9月13日に召集し、12月中旬までの約90日間とする日程で調整に入ったと報じられています。
今度の秋の臨時国会でのIR進法案の行方が非常に注目される所であるといえるでしょう。
前章で述べた政治的な動向に呼応するかのように、このところカジノ関連銘柄の動きが活発化してきています。
当サイトでも取り扱っているカジノ関連銘柄ですが、この中からいくつかピックアップし、ここ1ヶ月間の上昇率を日経平均と比較してみましたので、そのデータを掲載しておきます。
カジノ関連銘柄の最近1ヶ月間の上昇率
銘柄名 |
7月1日時点の株価 |
8月2日時点の株価 |
上昇率 |
日経平均 |
15682.48 |
16391.45 |
4.52% |
日本金銭機械 |
805 |
1008 |
25.2% |
インターライフ |
168 |
235 |
39.9% |
オーイズミ |
375 |
647 |
72.5% |
ユニバーサル |
2294 |
2564 |
11.8% |
フジ |
1156 |
1229 |
6.3% |
テックファーム |
846 |
1581 |
86.9% |
一連の株価の動きを見てみますと、7月の中旬辺りから材料視され始め、銘柄によってはストップ高を連発しているものもあることが分かります。
思惑的な動きもあるとは思いますが、事実に先行してそれを織り込んで行くという側面も株価にはありますから、今後のカジノ合法化の動きを見て行く上で、カジノ関連銘柄の値動きを追っていくというのも大事なことではないかと思われます。
当サイトでは、カジノ関連銘柄とパチンコ関連銘柄のリアルタイム株価を確認することが出来るようになっています。ぜひご参考になって下さい。
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カジノ合法化で何が起こる?