2016.08.28
【撤去問題】パチンコ撤去リスト(1次・2次)の8月末期限が直前に迫る!!
パチンコ撤去リスト(1次・2次)の8月末期限まであと4日余りとなりました。
そんな中、撤去リスト記載のパチンコ台が、現段階で一体どのくらい設置されているのか調べてみることにしました。
結果、驚きの数字が判明しましたので少し報告しておくことにします。
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カジノ合法化で何が起こる?
先日行われたホール5団体(全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSA)と、全商協、日工組の業界7団体の「撤去問題に関する取り決め」に関しては、前回のコラム「【撤去問題】パチンコ撤去リスト(1次・2次)の8月末の撤去期限以降に一体何が起こるのか?」で少し触れています。
この決議内容には、撤去に応じないホールに対して、今後パチンコ台の入れ替えを行うことが実質的に出来なくなるような、非常に重いペナルティを課すようなものも含まれております。
そして同友会に於いては、8月24日の理事会で8月末撤去期限を守らなかった会員企業に対して、資格停止処分とすることを決議した模様。
(参考ページ)遊技通信web|同友会 回収対象遊技機の設置期限破った会員は資格停止に
さらにメーカー側からも、独自に撤去状況を把握していこうとする動きが出てきています。
(参考ページ)遊技通信web|日工組、全商協がホール団体へ回収対象機の撤去状況調査協力のお願い
このように、撤去期限が直前に迫って来ている中で、業界団体の様々な動きが活発化しており、この傾向は暫く続いて行くのではないかと思われます。
ところで実際問題として、現段階で撤去リスト記載の対象機種の撤去状況というのは一体どのようになっているのでしょうか?
前提として、あるパチンコ機種の正確な設置台数や設置店舗数を把握するのは非常に難しいということ。
全日遊連が発表しているデータ等を用いて推定していくのですが、まず実際のパチンコ店舗数からして全日遊連加盟店舗数とのズレが1000店舗程度あります。
この辺りのことなどを考慮に入れながら撤去対象台の設置店舗数を推定していく訳で、当サイト独自の方法によるものとなっておりますが、現状とのズレはそこまで生じていないと思われます。
さて、前回のコラムを書いてから数日後の8月22日の時点で、撤去対象機種の沖海3が現状でどのくらいの店舗に設置されているのか調べてみたところ、なんと2000店舗以上のホールがまだ沖海3を設置していたのでした。
これだけ撤去問題が騒がれ撤去期限も間近に迫っている中で、未だ全国のパチンコホール全体の凡そ20%が沖海3を設置していることに驚くとともに、これを全部撤去することが本当に出来るのかどうか非常に疑問に思い、その後の撤去状況の推移を見守ることにした訳です。
それでは、8月22日から現時点(8月28日16:00)までの沖海3の全国の設置店舗数(推定値)の推移を、以下に示しておくことにしましょう。
月 日 |
沖海3の全国設置店舗数(推定値) |
8月22日(月) |
2172店 |
8月23日(火) |
1637店 |
8月24日(水) |
1300店 |
8月25日(木) |
1067店 |
8月26日(金) |
937店 |
8月27日(土) |
902店 |
8月28日(日)16:00 |
877店 |
今週はCRスーパー海物語M55X3の新台入替もあって、特に週の初め辺りの撤去店舗数は非常に多かったことが分かります。
しかしながら、撤去期限まであと4日しかないのにもかかわらず、900店近くも沖海3の設置店が存在することに驚きを隠せません。
一方で、最後の3日間が週の頭ということもあり、一気に撤去が進む可能性もあるので、今後の設置店舗数推移に注目して行きたいと思っています。
ついでに撤去対象台数の多い3機種の現時点(8月28日16:00)での設置店舗数(推定値)データも載せておくことにしましょう。
機種名 |
設置店舗数(推定値) |
CRスーパー海物語IN沖縄3 |
877店 |
CRルパン三世~消されたルパン |
438店 |
CR牙狼FINAL‐XX |
287店 |
8月末の撤去期限までに、対象機種の撤去を行わないパチンコ店に対し、業界団体による罰則規定の適用の可能性はあるが、警察の行政処分までには至らないのではないかという予想は前回のコラムパート(8月末以降、ベニヤ板営業を行うパチンコ店が出てくるかもしれない)で述べています。
そのようなパチンコ店が撤去対象機種を設置し続けた場合、口コミや噂で人気化してしまう可能性も無きにしも非ずといったところではないでしょうか。
実際、社会的不適合機撤去の時に似たような現象が起き、撤去期限を守らなかったホールに行列が出来てしまうという事案も発生しています。
こういったことが起きないように、先に撤去を遂行しているホールに不公平をもたらさないためにも、業界団体は先回りして様々な自主規制を設けてきているのだと思います。
しかしながら、ホールの側にも様々な事情というものが存在し、すんなり事が運んで行かないことも考えられます。
当サイトでは、引き続き撤去問題に関して注意し見守っていこうと思っています。
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