もうすぐパチンコ撤去リスト（1次・2次）の最終調査結果が日工組より発表される模様

日工組及び全商協によるパチンコ撤去リスト（1次・2次）の撤去状況の最終調査結果が、近く公表されるようです。（予定では22日）

9月12日開催の7団体連絡会議では、日工組から8月末の回収撤去状況の報告を受け、99％余の達成率との報告があった。最終集計は9月20日（全商協担当）とし、その報告は日工組より9月22日報告の予定とした。

（参考ページ）全日遊連　かみ合わぬ回収撤去協議、ホールは撤去策も視野!?｜娯楽産業協会

当サイトでは、撤去期限後も撤去リスト対象機種の残存設置店舗数を追ってきました。（8月末期限のパチンコ撤去リスト（1次・2次）と12月末期限のパチンコ最終撤去リスト（3次）の現在の撤去状況について）

ここでは、「ＣＲスーパー海物語ＩＮ沖縄３」「ＣＲルパン三世～消されたルパン」「ＣＲ牙狼ＦＩＮＡＬ‐ＸＸ」の3機種の設置店舗数だけでしたが、今回、日工組による撤去状況の最終調査書の公表を迎えるにあたり、全ての未撤去機種の残存設置店舗数を推定してみることにしました。

以下が、その結果になります。

もちろん重複設置している店舗もあるので一概には言えませんが、上表を見ても分かる様に、まだいくらかのホールにおいて、8月末撤去期限の回収対象機種が設置されたままなのではないかと予想されます。

9月16日の全日遊連理事会後の記者会見で、次のような発言があったようです。

「メーカーさんに対して言いたいことがあり、なかなか外さないお店があるとも聞いている。」

（参考ページ）第1、2次「回収対象機」、99％以上が撤去済み｜WEB Greenbelt

未撤去ホールの全てではないと思いますが、やはりメーカーに対し不満を持っているところもあるようです。

前回のコラム（【パチンコ撤去問題】沖海3は稼働停止も含め全撤去完了。パチンコ最終撤去リストの設置台数も発表される。）でも述べたように、ここでトラブルが起こるようだと、年末の最終撤去期限でも問題が発生する可能性があります。

最終撤去リストに関しては、まだおよそ30万台超の未撤去機がホールに設置されています。

これから年末までの3ヶ月ちょっと、1ヶ月あたり10万台超のペースで、これらの全てを撤去しなければならない計算になります。

しかし、全日遊連と日工組とで、パチンコ最終撤去リスト対象機種の補償問題について協議がかみ合っていない模様。

第3次回収リスト掲載機における日工組との補償問題を巡る議論が、依然として平行線を辿っていることを明らかにした。

会見で阿部恭久理事長は、「今後は個社対応と言われるが、そうなるとどこもやらないということになりかねない」と懸念を表すとともに、「メーカーは売った時点で利益が確定するが、ホールはそうはいかない」と利益構造の違いを強調。今後も交渉を継続していく意向を示した。

（参考ページ）全日遊連会見、3次リスト回収に伴う補償問題は平行線｜遊技通信web

こちらも9月16日の全日遊連理事会後の記者会見での発言。

補償問題が平行線を辿ると、今後の年末までの撤去スケジュールに大きな影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。

1次・2次リストと比較して、最終撤去リストの対象台数は遥かに多いですから、今後の展開には注視していく必要があるように思います。